きみとぼくのずれ

右目と左目のずれ。 男と女のずれ。 想像力と発音のずれ。 内と外のずれ。 暖房器具とおしくらまんぢゅうのずれ。 秋と冬のずれ。 さびしさとかなしさのずれ。 富裕層と関東ローム層のずれ。 きみとぼくのずれ。 ズレとzureのずれ。 ずれの訪れ。 隔たって訪…

失題

行方不明である 令和元年五月一日に書かれたこの詩の題名は どこかへ行ってしまった 机の引き出しや 庭先 みかんの房の間 あらゆる場所を探したが 見つからないのである いつのまに食べてしまったのか 汗ばんだ手が消してしまったのか それとも自分で逃げ出…

イモムシ

イモムシがあいさつをしてくる イモムシが机の端から端まで距離を測る イモムシがイモムシらしく歩く イモムシがあくびをする イモムシが落ち着けよと諭してくる イモムシがいじらしそうにしている イモムシがもじもじしている イモムシが明日の飯のことを考…

拾い物

東京で拾い物をした 田舎ではなかなかお目にかかれない代物だった ついさっきまでそれは落とし物であった その以前は誰かの持ち物だったようだ やがて、拾われて安心したのか ふてぶてしい身体つきになってきた 誰かにあげればおまえは貰い物になり 頭に被れ…

ごあいさつ

こんにちは。 わたしは東京に住んでいる者です。 これからこの場所で、詩や音楽などを書いていこうと思います。 今は会社員ですが、 いつかそれらで身を立てられたらと考えております。 少しでも多くのにわかファンが出来ることを願い、 日々精進して参りた…